今月の『郵趣』の内藤陽介さんの連載「日本切手150年の歩み」は、日本最初の年賀切手についてだった。
この切手は拡大するとかなり味わいのあるもので、題材は渡辺崋山の「富嶽之図」から採用し、内藤さんの解説だと切手原画には、もともとの崋山の作品に描かれていた雲間に飛ぶ三羽の鳥も描かれていたという。さすがに印刷されたものは、内藤さんが書かれていたように見出すのは難しい。
この切手には小型シートがあるが、それはまだ持っていない。今回の連載では当初案にあつた大黒天やねずみの切手デザインが紹介されていたり、当時の日本の海外領からの年賀状やまた銘版付き切手など知らないことが多く楽しめた。