先月、内藤陽介さんとtwitter上でやりとりした香港の“兒童郵票 棋樂無窮”(児童切手、囲碁などのボードゲーム、2020年)をミニシートタイプでようやく購入。
この香港の切手は、児童とボードゲームのほんわか系の切手にみえて、実は高度な政治的判断が加わっている。なぜならオセロゲームなので子供たちの服は白黒が普通なのに、この切手では茶と白にデザインを変更した。黒が香港でのデモ隊のシンボルだからだ。以下はもともと発表されていたデザイン。
この件については、内藤さんのブログ、そして同じく内藤さんの『WiLL』7月号論説で批判的な観点から検討され、また『郵趣』誌上でも情報が提供されている。こんな切手の誰も気が付かないような細部にも政治的な配慮(言論弾圧系の配慮)をするところが、なんとも知れない空恐ろしさを感じるのは僕だけではないはずだ。
政治的なプロパガンダを研究するためにも切手は有効な素材であることを改めて印象づける事件でもある。歴史的な資料なので購入した。