2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
日本の使用済み切手は本当に集めるのが難しい。未使用より値段は安くても手に入らないという「機会費用」を考えたら、実際の価格は未使用よりも高いものが多い。 郵趣サービス社がネットで販売する使用済み切手は、なかなか選球眼がよいものが多い。そこで購…
「セネカの書は人生の教えとして愛読されたが、この切手はアメリカ大陸発見500年記念の六枚セットの一枚である」(杉原9頁)。 ここではそのスペインから1986年に出された6枚セットをすべて掲示しておく。なおFDCも保持しているので後日、画像をアップする予…
「雄弁家デモステネスの切手はメキシコからストア派の祖ゼノンの切手は、キプロスから出ている」(杉原9頁)。 前者(画像左)は、アメリカのヒスパニック系住民の英語の読書き障害に関する会議を記念して出されたもの。
「マルクスは青年期にデモクリトスの唯物論哲学の研究で博士号を得た」として、杉原四郎先生は、ギリシャから1983年に出たデモクリトスの切手を紹介した。デモクリトスの彫像と原子(アトム)のデザイン。
『切手の思想家』(杉原四郎著、未来社)の人物切手は、その切手の画像が掲載されているものは二年程前にほぼ集め終えた。いまは文章中に触れられてるものや、関連するもの、新しいものを集めて、切手収集からの杉原四郎の思想研究とでもいう切り口の研鑽中…
アメリカとエジプト切手の頒布会に入っていて、エジプトはまれにしか頒布はないが、アメリカは毎月コンスタントに頒布があり嬉しい。今月は三種類で、ハヌカ祭(ユダヤ教徒のお祭り)と冬の風景の両面ペーン、そして画像のクワンザ祭である。 頒布会でもらっ…
ブルース・リー生誕80年の記念切手が香港から出た。小型シート二種類と単片が6枚という豪華な布陣である。ブルース・リーがいま生きていたらもうそんなに年なのか、と驚く。僕は日本でのブルース・リーブームの第一世代だろう。ヌンチャクを手製で作ったり、…
以前エントリーしたボリス・ヴィアン生誕100年切手 https://tanakahidetomi.hatenadiary.jp/entry/2020/08/03/000541 の続きです。 単片とは同じデザインで額面が違い、このシートを組み立てると箱と小冊子の二種類がこのシートから作れるということです。た…
ノーベル平和賞を受賞したオーストリアの作家であり活動家だったベルタ・フォン・ズットナー(1843-1914)の切手が、ジョージアから2020年に出た。ズットナーはアルフレッド・ノーベルの秘書兼家政婦でもあったが、その報いで平和賞をもちろん受賞したわけで…
アメリカ切手頒布会の先月(2020年12月)の分に含まれていたもの。イノベーションといえば、シュンペーターという脊髄反射しがちですが(笑。 『郵趣』の2021年1月号に椙山哲太郎氏の解説が掲載されているので、それに依拠すると、アメリカのような切手の発…
2020年12月ののWorld Topics(郵趣サービス社が行っている切手頒布サービス)は、北マケドニアのストラディバリ誕生375年切手、パキスタンの日本の国際協力切手、ロシアのカラシニコフ生誕100年切手でした。このWorld Topicsはほぼ毎月、世界の最新の切手三…
英国の代表的な切手カタログ「ギボンズ」の発行元から出ている「ギボンズ・スタンプ・マンスリー」をたまに切手の博物館で興味のある記事だけコピーして読んでいる。ちょっと前になるが2020年11月号で、いわゆるデッドカントリーの切手を扱っている連載にレ…
今月号(2020年12月号)『郵趣』の内藤陽介さんの連載「日本切手150年の歩み」で紹介されていた戦前に出た愛国切手。日本最初の寄附金付き切手。 相変わらず自分の所有しているものをご紹介。 内藤さんの解説を読んで、日本における寄付の意識がまだ戦前では…
謹賀新年。最近、切手研究用ブログはさぼりぎみでしたが、気合をいれて、紹介の遅れた先月号(2020年12月号)『郵趣』の内藤陽介さんの連載「日本切手150年の歩み」で紹介されていた第一次国立公園切手「富士箱根国立公園」。相変わらず自分の所有しているも…