切手の思想家たち2025

世界の切手のうち、思想家・科学者・芸術家を中心に人物切手について自由に書きます。題名は故・杉原四郎先生の『切手の思想家』(未来社)をリスペクトしてつけました。

雑誌『新太陽』

郵趣』8月号の魚木五夫先生の連載のコラムで紹介された『新太陽』(昭和20年2月号)。この雑誌は『モダン日本』を改題したもの。魚木先生は連載で2月号まで続いたとしているが、それは誤り。画像にあるように3月号、4月号と継続し、五月号は国立国語研究所が所蔵。ただ昭和20年のものは、1月号が日本近代文学館、2月号が魚木先生、3月号は僕と日本近代文学館、4月号は僕、5月号は国語研究所と一応、所蔵が同年のものは全部わかった。『モダン日本』は猪瀬直樹さんが『こころの王国』で書いたのに刺激されて関心を持っていたもの。一応、『郵趣』編集部には上記の誤りを伝えて、魚木先生にお伝えしてください、と頼んだ。いずれにせよ、こういう古い雑誌はすぐに所在不明や消滅してしまうので研究は重要。

 

画像