切手の思想家たち2022

世界の切手のうち、思想家・科学者・芸術家を中心に人物切手について自由に書きます。題名は故・杉原四郎先生の『切手の思想家』(未来社)をリスペクトしてつけました。

エミリウス・ベレンツェンによる女優ヨハネ・ルイーズ・ハイベルクの肖像画

ヨハネ・ルイーズ・ハイベルク (1812-1890) は19世紀のデンマークの著名な女優で、その自叙伝もいまだに読まれているらしいが(未読)、特にキルケゴールの有名な著作「危機および一女優の生涯における一つの危機」のその「一女優」としての方が日本では馴染みが深いだろう。今日は、そのヨハネ・ルイーズ・ハイベルクを描いた実に美しい2012年のデンマークの切手を。

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エミリウス・ベレンツェン(1799–1868)の作品をデザインしたもの。デンマークの切手は北欧の切手の大半がそうであるようにレベルの高いものが多いですね。