切手の思想家たち2022

世界の切手のうち、思想家・科学者・芸術家を中心に人物切手について自由に書きます。題名は故・杉原四郎先生の『切手の思想家』(未来社)をリスペクトしてつけました。

20世紀半ばのファッション切手(ヘルムート・ニュートンらの作品)

郵趣』の最新号(9月号)が届いた。今回の表紙の切手は、オーストラリアから出た「20世紀半ばのファッション切手」。これはとてもおしゃれだったのですでに購入してた。

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小型シートに四枚の切手が収録されている。『郵趣』の説明を利用させていただくが、左からオーストラリアの写真家アソル・スミスの1948年の作品、ドイツの写真家ヘルムート・ニュートンのこれは日本でも有名な自動車から身を乗り出してカバンをかかげている女性の写真(メルボルン市街での撮影だと今回初めてしりました)、ヘンリー・タルボットの60年代の写真、ブルーノ・ベニーニの70年代の写真はまるで今日のアイドルの写真のようです。小型シートの地の方はブルーノ・ベニーニの1962年の作品Station Pier から。

 

この四人の写真家は、いずれもその全盛期にオーストラリアで活動していて、特に切手は共同作業者でもあったニュートンとタルボットの生誕100年も記念しています。

 

オーストラリア郵政の説明

australiapostcollectables.com.au

 

この切手は好きですね。あと切手帳が出ていて、その表紙に女性の靴と足首のカットがデザインされてますが、これは日本ではまだ見てないですね。機会があれば買いたいと思います。

 

しかし切手を集めていると20世紀の偉大で個性的な写真家の作品への知見も増えて、本当に教養を深めるいい手段でもあるなあ、と子どもの頃の感慨を新たにするこの頃です。特にブログをやりだしてその機会が激増してます。