切手の思想家たち2022

世界の切手のうち、思想家・科学者・芸術家を中心に人物切手について自由に書きます。題名は故・杉原四郎先生の『切手の思想家』(未来社)をリスペクトしてつけました。

スタンリー・キューブリック

今日は、映画監督スタンリー・キューブリック(1928-1999)の誕生日でした。キューブリックの作品で最も著名なのは、やはり「2001年宇宙の旅」でしょう。ここでは同作品50周年を記念して、マン島から出た八枚組(2018年)を以下に。

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なぜマン島からキューブリックの『2001年宇宙の旅』の切手が出たかというと、マン島で毎年行われているシネマフェスティバルで、同作品が50周年を記念して再上映されたからです。上映当日は、娘のカタリーナ・キューブリックが特別ゲストで招かれています。その時のインタビュー動画。

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彼女は去年のカンヌ映画祭でも『シャイニング』の“カンヌ・クラシック”の上映で登場しています。『シャイニング』も『時計じかけのオレンジ』もいまだに時代のアイコン、そして映画ファンなら一度は通過する映画体験のひとつでしょうね。

 

切手の方ではキューブリック自身は上段左端の一枚に撮影時の様子とともに描かれています。構想段階からの共同作業者であったアーサー・C・クラークの方が大きく写りこんで(下段右から二枚目)いますね。

 

「2001年」は、大学生の時に新宿のミラノ座(当時)で見たのが最初だと思います。やはりその思想的なメッセージを解読してみたくなる、思弁的な映画でした。個人的には前から気になっていた、上記したキューブリックとクラークの共同作業の経過や、お互いの関心の方向などを知りたいと思っています。

 

関連する書籍もあるようですから、そのうちここに付記するかもしれません。

 

2001:キューブリック、クラーク

2001:キューブリック、クラーク

 

 

参考:キューブリックの『博士の異常な愛情』と経済学の交差について書いてます。

 

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