2020年のエジプト切手(タラアト・ハルブとミスル銀行100年他)
郵趣サービス社の国別切手頒布会には、アメリカとエジプトに加入している。研究対象がマルクス、レーニン切手や人物切手なので、国別はそれほど凝っていない。エジプト切手は、日本国内に入る絶対量は不足しているので、どうも『郵趣』では積極的には掲載せずに、頒布会で確実に提供する感じではないかな、と思う。
今月の頒布された切手は以下。
上段右から。フランコフォー二50年、アラブ連盟75年、国勢調査、汎アフリカ郵便連合40年、下段は、ミスル銀行100年になります。エジプトの切手は派手さはほぼないのですが、今回のミスル銀行100年は経済学者で実業家でもあるタラアト・ハルブが設立した民族銀行です。エジプトの産業化の勃興期に大きな貢献をしています。その後、国営化されて現在に至っています。
ミスル銀行のエジプト経済への当初の貢献は以下の論説に詳しいです。
https://www.ide.go.jp/library/Japanese/Publish/Download/Report/2018/pdf/2018_2_40_007_ch02.pdf