作曲家レハール生誕150年と『ベニスに死す』、“世界で最も美しい少年”という「物語」の悲劇。
2021年7月のWorld Topics(郵趣サービス社が行っている切手頒布サービス)は、オーストリアの作曲家レハール生誕150年、ノートルダム大聖堂修復記念のフランス切手、そしてここでも紹介したウクライナのレーシャ・ウクライーンカ生誕150年記念切手の三種類。ここではレハールのものを紹介。
音楽家は重要な「切手の思想家」になります。レハールについてはほとんど知らなかったので、今回の頒布は実に勉強になりました。もう少しまともに音楽も勉強しないと猪木武徳先生の本をまともに読むこともできないですね 笑。
レハールはウィンナ・オペレッタで活躍したそうですが、ナチス政権との関与で彼の活動は批難されたそうです。頒布された説明書きには、映画『ベニスに死す』の一場面に使われているとの興味深い記述が。
実はたまたま昨日、少年役のビョルン・アンドレセンについての記事を目にしました。
この記事の中で紹介されている彼のドキュメンタリーの予告編は、なんとも悲しい雰囲気に満ちています。ぜひ観たい映画です。