切手の思想家たち2020

世界の切手のうち、思想家・科学者・芸術家を中心に人物切手について自由に書きます。題名は故・杉原四郎先生の『切手の思想家』(未来社)をリスペクトしてつけました。

ベラルーシ共和国のレーニン切手

大統領選挙前後からベラルーシの政治制度、すなわちルカシェンコ大統領の独裁体制が日本を含む欧米諸国の関心を集めています。そして現在もベラルーシでは、ルカシェンコ体制への反対デモが大規模に行われていて、体制を支持するロシア、それに対して批判を強める欧州各国の対立構図も出来ています。ベラルーシの経済についてはまた本家のブログにでもメモ書きをしようと思っています。

 

実は今日は切手の博物館にひと月ぶりに行って、何枚かベラルーシの切手を購入しました。いまは海外の新しい切手を豊かに在庫に抱える国内切手商はほとんどないので、特にベラルーシの切手は「気に入ったの見たら即買い」が基本方針です。特に今日は、レーニン切手をみつけたので大収穫でした。おそらく今日行かなければ、場合によったら存在に気が付かないまま終わったかも。この一枚は、コムソモール(共産主義青年同盟)100周年を記念する2018年に出た切手です。

f:id:tanakahidetomi:20200903192656j:plain

 

この切手で描かれている絵画は、V. S. Protasenia作「ある学生の肖像」です。ところで同じ年にロシアでもコムソモール100周年記念切手が出ていました。

f:id:tanakahidetomi:20200903193456p:plain

 

現在、ちょうど2018年に発行されたベラルーシの切手が国内にまとめて輸入されているのかもしれません。他には経済関係なので二枚ほど購入しておきました。左側はベラルーシの代表的な輸出品を描いた切手、右側は金融システム100周年を記念したものです。

f:id:tanakahidetomi:20200903194826j:plain

 

ベラルーシの輸出入の最大の取引相手はロシアで、またロシアから石油を輸入してそれで石油製品を生産して、ロシア以外の他の貿易相手国に輸出していました。しかしベラルーシは米国から石油を輸入することでロシアとの間で政治的な緊張関係も招きましたが、現在は報道をみるかぎりロシアとの緊密な関係を打ち出していますね。統計では、ベラルーシの輸出品の割合は以下です。鉱物(26%),化学製品・ゴム(19%),機械・輸送機械(17%),食料・農産品(15%)。切手ではほぼこれらの品目が描かれていますが、それに加えて「東欧のシリコンバレー」という異名があるように、切手の右下にはスマホやパソコンなどが描かれてますね。

 

コムソモール100周年記念切手は他の旧ソ連邦の国では発行されてなさそうなので、ベラルーシのロシア寄りはこんなところからもわかるのかな、と思いました。いずれにせよ、個人的にはレーニン切手が無事に手に入り、ほっとしてます(笑。