切手の思想家たち2022

世界の切手のうち、思想家・科学者・芸術家を中心に人物切手について自由に書きます。題名は故・杉原四郎先生の『切手の思想家』(未来社)をリスペクトしてつけました。

錯視切手と示温切手

9月7日は、僕の誕生日でした(笑。経済学関係では、ゴッセンの誕生日でもありますが、彼の貢献の児童労働に関する切手を掲示しようかと思いましたが、むしろ最近手に入れた変わった切手を簡単に紹介します。

 

この四枚は、ドイツから出た錯視の切手で、上の二枚が今年でたものですが、左の切手は上下で色が違ってみえます。右は三角形内部の組み換えでなぜかひとます多く見えるものです。下のふたつは昨年でたものです。右は同じ正方形が違って見えるもの。左は不可能立体の一種でしょうか。なんでもこの種の錯視切手は世界で100種類あるそうです。グラフ理論で著名なR・J・ロビンソン氏の『数学の切手コレクション』には、20世紀の絵画や空間の幾何学エッシャーなどの試み)を紹介していますが、その全貌はわかりません。とても興味をひかれます。

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もう一枚は、スペインの示温切手。スキャンして温めたので文字が浮き上がっていますが、実はさめた状態ではこの切手の印面は真っ黒です。浮き上がった文字は、スペイン語の新語を示しています。2020年に出た切手。

切手って本当に楽しいし、勉強になります。

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(2020年9月19日追記)

スイスから出た錯視切手三種(2010年)を手に入れました。目がくらくらしそうです(笑。あ、しかも今みたら左端の切手は横倒しに。これもくらくら効果のせいでしょうか。後日、スキャンし直します。

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