切手の思想家たち2020

世界の切手のうち、思想家・科学者・芸術家を中心に人物切手について自由に書きます。題名は故・杉原四郎先生の『切手の思想家』(未来社)をリスペクトしてつけました。

マタ・ハリ

マタ・ハリ(1876-1917)は、第一次世界大戦時の二重スパイ(ドイツとフランス)として、またその妖艶な魅力のダンサーとしても知られてきました。マタ・ハリの切手を海外に発注していて到着が手間取り、誕生日(8月7日)と一日ずれました。

 

以下の切手は、没後100年を記念して中央アフリカから出されたものです。中央アフリカも「いかがわしい切手」(外貨獲得のためだけの発行切手。郵便使用できないか、想定されてないもの多し)の発行国として知られてますが、ごくまれに人物切手で利用価値のあるものを出しています。この場合の「利用」価値は主にコレクションの補充やこのブログのような“研究”目的などに利用できるケースです。

 

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マタ・ハリについては一度、ちゃんと勉強したいな、と思っていましたが、だいたいの通説としては、かなり苦労した女性で、ダンサーとしての成功によって世間の注目を集め、「スパイ」だったかもしれないが、しかし当時のフランス政府などが彼女の責任としていた情報漏洩、それによる第一次世界大戦のフランス(ドイツも)の作戦失敗はほとんど彼女の責任とはいえない、というものです。むしろ政府・軍部の無能を隠す目的でマタ・ハリを利用したともいえそうです。

 

いくつか彼女の写真を。二児の母親だったことも今回初めて知りました。

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以下の本を読むつもりです。読んだら超簡単な感想をあとで書くかもしれません。

 

ザ・スパイ (角川文庫)

ザ・スパイ (角川文庫)